ゴールパフォーマンス

7/3。
女子サッカーアメリカ対イギリスの試合は2-1でアメリカの勝利。
決勝点を決めたアメリカ選手が、ゴール後に「何かを飲むポーズ」をして物議を醸している。
これは、対戦相手であるイギリスを揶揄する意図で「紅茶を飲み干す」ポーズをしたとして解釈された。
もちろん、紅茶はイギリスを象徴する飲み物であり、翌日の7/4はアメリカの独立記念日
イギリスからの独立を勝ち取った日だ。


こうゆうことが未だに起きるのことが、疑問。


FIFAでは「得点時の選手によるパフォーマンスは過剰であってはならない」と定めている。
本来は、過剰な表現によって試合時間が浪費される事への罰則規定です。
このほか、「相手への挑発」「フェンスによじ登る」「ユニフォームを脱ぐ」「ユニフォームで頭部を隠す」などの行為は警告の対象。


今回の場合は「相手への挑発」に該当する警告対象行為。
あと、政治利用することも禁じられています。
ナチス式の敬礼、カトリックへの侮辱、反ユダヤ主義、政府批判、同性愛者への侮辱、領土問題などなどで、過去に問題になっています。


ストイコビッチも「コソボ空爆」を非難するパフォーマンスを名古屋時代にやっている。


ストイコビッチの場合などは、メッセージを書いたアンダーシャツを見せている事からも解かるように、前もって準備しないと出来ないこと。
単純なパフォーマンスも、事前に考えておかないと出来ない。
ゴールを決めたときって、単純に嬉しいから「ああしよう、こうしよう」と考えていても忘れがち。
それを確実に実行するには、常にその事を頭の片隅に置いておかないと無理。
試合中、そんな事ばっかり考えてるの?
それは、相手にもチームメイトにも観客にも失礼。


まぁ、「祖国の状況を世界に伝えたい」と思ったときに、一番注目される瞬間を選ぶ気持ちは理解できるけど。
ただね、そんな事をみんながやりだしたら収拾がつかなくなるし、サッカー自体が代理戦争としての役割になってしまう。


今週末の我がサッカー部は、久しぶりの対外試合。
ライオンズ戦です。
もちろんゴールする予定で居ますけど「あのヨーロッパチームに政治的メッセージを見せ付けてやろう」とか考えた事もない。


スポーツの場に主義主張を持ち込むのは、いい加減やめて欲しいですね。