歯列矯正

こちらの写真をご覧ください。


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これを見て「せっかくなら歯列矯正してないモデルさんを使えば良いのに」と思った。
歯列矯正って、例えが適当か判らないけど「メイク途中」みたいな感じでしょ?
綺麗になる途中のステージ。
なので、「せっかくなら・・・」と思った次第です。


ですが、良く見るとコレ、落書きですね。


スリランカでは、まだまだメジャーな存在では無い歯列矯正
基本、割と歯並び良いですしね。
しかし、そこにスポットを当てる落書きにセンスを感じました。
もしくはメジャーじゃないから、揶揄の対象になっているのか?
その辺り、不明です。


アメリカでは歯列矯正をしていることがステータスだと聴いたことがある。
歯並びが悪いと、就職や恋愛で不利になるそうです。
噛み合わせが悪い場合では最大筋力の低下、集中力の持続時間短縮、はたまた内臓疾患の原因にもなると。
なので、歯列矯正しているのは「親が子供に愛情を掛けていることの証明」「矯正歯科に通わせられる資金的余裕がある」。
そんな事の裏返しなのでしょう。
実際、アメリカでは7000ドル(75万円)ほど掛かると聞いた。
日本では外科手術が伴わない場合は保険が利かないため100万円を超えるらしいので、それでも安いのかも知れない。
タイの女性も、歯列矯正をしている人が多いという印象。
あちらでは10万バーツ(30万円)ほどと聞いた。


スリランカで幾らぐらいするのかは不明。
我々夫婦からお金を借りている親戚の女の子(24歳ぐらい)が歯列矯正をしているが、収入は3万ルピー(2万円弱)ぐらいですし、もしかしたら安いのかも知れませんね。
彼女は、いわゆる八重歯の持ち主でした。
インドに留学して美意識が高くなったのでしょうか?
帰国してから歯列矯正を始めたようです。
八重歯というものに好感を持つ人も多い日本人的な感覚からすると、別に違和感は無かったですけどね。


そういえば「歯並びが悪い」を通り越して、「虫歯の治療が適切にされていない子供」というのは虐待の被害に遭っている事が多いという話も聞いた事がある。
上で書いたアメリカの話と逆で「子供への愛情が希薄」で「健康状態を気に掛けていない」ということなのでしょう。
実際、小学校の歯科検診で虫歯が多く発見された子供に聞き取り調査をしたところ、家庭内暴力が発覚したという事もあるらしい。


我々が子供の頃は、それこそ歯列矯正をしている同級生をからかったりなんてこともあった。
今ではポジティブに捉える子供も多いとのことで、良い時代だと思うわけです。