義母について(続き)

4つ目のローンに移ります。


4つ目は先程とは違う、義母のもう一人の妹。
結婚しておらず実家ぐらし。
四年前までは父親の年金にすがって生きてきたのですが、その父親も他界。
打ち切られた年金を騙し取るために精神病との申請をするが、医師の診断書を用意しろと言われて断念。
そんな妹も、なにか食品を作っては市場で売る生活。
そして生活困窮し援助を求めてきた。
収入のない人物に貸すほどお人好しでは無いのですが、義母が「もし何かあった時に、助けてくれるのは兄妹だけ」と言うので、仕方なく。
それに手入れされていないとは言え65メートル四方の土地を所有しているので、最終的にはそれを受け取れば良いと考えた。
それ以前に、歳をとって子供も旦那も居ないのに土地を持っていても仕方ないと考え、土地を渡すなら死ぬまで2万ルピーを毎月援助してあげるとも提案した。
我々には必要のない土地ですが、ずっと将来になってまとまった土地があれば何か出来るかもと考えた結果です。
しかし、その提案を退けてローンを望んだ。
それならそれで良い。
利子の話になると「月に10%」と提案してきた。
そんなに払える訳も無いのですが「よそで借りると15%とか取られるからまだ安い」と言う。
自分から提案してきたので受け入れましたよ。


で、少なくともビジネスがあるのだからその収入から払えば良いのですが、可愛そうなので最初の一ヶ月目は利払いを免除してあげた。
2ヶ月目。
しっかりと1万ルピーの利息を払って来ました。
今思えば、受け取った10万ルピーの未使用分で払ったのでしょう。
その翌月からの支払いはゼロ。
未払い金にも利息がついて行き、今の総支払い額は元本の4倍に。


督促しても電話に出なくなるので妻が家まで話に行く。
するとホウキで妻のことを殴って追い出す対応。
かすり傷を負った妻は警察に行き、病院での診断書も取り、結果として義母の妹は逮捕。
その後、保釈されるのですが一度に複数のクレームを同一人物に対しては出せないと言うことで、借金の問題は警察にクレーム出来なかった。
その代わり、1つ目のローンに対してクレームした。
結果、義母の妹の長女は逮捕。
保釈する際に「翌日に取り敢えず50000ルピー払う」と書類を書かせたが、無視されて終わり。
この件があったのは去年の12月。


そこから、長女の父親が我が家に来て「頼むから警察に付き出すことはしないでくれ」と言って来た。
酒飲んだ状態でね。
ワタシは家に居なかったので、直接は会って無いのですが「こんなことになるなら、あんた達(ワタシと妻)の結婚を邪魔すれば良かった」とも言ってたらしい。
お願いしに来た人の同じ口から出た言葉とは思えないが、そうゆう家族なんです。
この父親という男は、ワタシの妻の就職登録リストから勝手に妻の名前を消したりした過去もある。


で、コロナになって身動きが取れなくなり、残った3つのローンは一歩たりとも進んでいない。


先週の土曜日。
毎日のように口論を繰り返す妻と義母。
妻からすれば「もし何かあった時に、助けてくれるのは兄妹だけ」と言って援助のアシストをしたのは義母なのに、何もアクションを起こしていない事にも怒りをつのらせていた。
何がきっかけか知りませんが口論はヒートアップし、妻は「今日から私達夫婦で買った物品は使わせない。米もお茶も全部私達が買ったのだから一切食べるな」と言った。
それに反発した義母は「それなら出ていく」と。
その態度に怒りを覚えワタシも参戦。
「『もし何かあった時』って言うのが今なら、兄妹が助けてくれるでしょう」と妻に助け舟。
引くに引けなくなった義母は、その日のうちに出ていくのですがグズグズしてるので「今に体調が悪いとか言い出すよ」と義母の前で妻に言った。
いよいよ出ていくしか無くなった義母は、なぜか実家でもなくローンの借り主でもなく、別の親戚の家に。
そこが一番お金を持っているし、大きな家ですので。
ワタシも聞きましたよ。
「なんで実家に帰らないの?」って。
4つ目のローンを受け取った妹が居るのですが、家に入れてくれないんだってさ。


「もし何かあった時に、助けてくれるのは兄妹だけ」と言う話はどうなったの?
彼女は兄妹じゃないの?
そう聞くと「私はあなた達を大事に思っている」と全く関係ない話を始めるので、「早く行かないと雨降るよ」と突き放した。


翌日の日曜日。
平和な我が家。
義母からの電話でそれも終わり。
「みんな払うと言っているので、家に戻っても良いよ」と謎の上から発言。
「言葉や書類へのサインは要らない。お金を持参しなさい」と答えました。


それからも、
1_ローンを組む
2_(根拠なく)払う
3_65メートル四方の土地を売る
4_義母の実家の権利を売る
などなど言ってます。


どれも話は途中で終わるか、本人の了承もとってなかったりする。


あと、4_の話とかは複雑。
義母の兄妹は本人を含めて7人兄妹。
なので、7分1を受け取る権利があるのだとワタシは思ってました。
しかし、義母の父親は3人兄弟。
そこも譲渡が終わっていないので、結局は義母の受け取り分として残るのは3分の1の、さらに7分の1ってことで、21分の1。
それでも一辺5.3メートル四方ぐらいの土地はあるようです。
で、それを売ると。
いやいや、元々義母の死んだあとにはワタシの妻が相続する土地でしょ?
それを売ったところで意味あるの?
これは、本当にアホみたいな話で、義母はその土地を妹の娘達(ローン受け取り1と2)に残したいのだ。
ここで書くのも久しぶりなんで、皆さん覚えているか分かりませんが、義母は後妻なのでワタシの妻の実母では無い。
そこがこの大きな話の根底にある問題。


その問題を突いて義母の兄妹たちは「もし何かあった時に」の根拠として、妻がいつの日か義母を家から追い出すことになると脅しているのだ。


実母の写真や、実母と幼少期の妻が一緒に写っている写真をこっそり捨てたりした義母が、今になって勝手に怯えている訳です。


今日も義母は家に来ました。
出ていってから2回目。
「あそこは不便だから帰って来ようと思う」とか言ってます。
家に来ていきなり「お茶ちょうだい」とか「お腹すいた」とか言い、我が物顔でしたし、言ってることが出ていく前と変わってないので「そのお茶は誰が買ったものなの?」と聞きました。


家に帰ってきたいと言うなら、文句はない。
別に追い出した訳では無いですから。
「出ていく」と言ったのは義母です。
しかし帰ってくるなら「我々夫婦は出ていく」と言った。
それに対しても「駄目」というので、それならと「出ていかないとしても、生活は別々にする」と言った。
つまり義母の面倒は見ないと宣言した。
対して「自分の生活費は自分で出す」と言うので、「収入も無いのに?」と聞くワタシ。
返事は無い。
「仕事でもしたら?」と言うと「この歳で仕事出来るわけが無い」と。
仕事もしないでどうやって生活費を捻出すると言うのか。
「お茶摘みでも何でも可能でしょ?」というと「お茶摘みはやり方が判らない」と。


どんな屁理屈でも良いのです。
とにかく、この家に戻って来さえすれば、前と同じ生活が享受できると思っている。
そうは行かない。


この8年ほど、ワタシに出来ることはやってきた。
不自由な想いはさせてないし、誕生日のプレゼントだって欠かした事はない。
あれが無いと言えば買ったし、親戚と旅行に行くと言えば代金も出した。


さらに兄妹へのローンも了承し、返済されなくても待ってました。
口汚く罵られても、お金が返ってくればそれで良いと、彼女たちの収入に響くような措置(職場に督促に行ったり)は、していない。


まだ、我慢するべきだと?


前回来たときも「バス代が無い」と50ルピーせびるし、督促の電話をしない理由を「電話代が終わった」と言う。
電話できないならと、では歩いて家に行こうとはならない。
そもそも電話しても応答しないことは判っているんだし、その携帯電話も電話料金も、せびったバス代の50ルピーも、我々夫婦の稼いだお金でしょ。


「今、我々夫婦が家を出ると言ったら生活どうするの?」
「父親が亡くなってから、誰の収入で生活してきたの?」
「我々が結婚してから、誰が生活費を払ってるの?」
「我々の収入が無くなったら?」
「我々が死んだら?」


「働けないとか働きたくないとか言ってられるの?」
そもそもお金を払えと積極的に説得する態度を見せてれば、こんなにも怒ってない。


もう嘘ばかりの状態には飽きた。
「話す言葉には責任もってね、この会話も録音してるから」と伝えると、大人しくなりました。


「どんな方法でも良いから、お金を返してくれれば良い。逆にそれ以外の解決は無い」と伝えた。
払う、土地を売る、ローンを組む。
予定や希望的観測は要らない。
結果のみ。
「お金を払ったら戻ってきても良いでしょ」と言うので「今だって駄目とは言ってない。ただ解決しないで戻ってくるつもりなら我々が出ていくだけ」と。
お金が戻ってきても、何かしらの対応の変化は有って然るべきだと思いますけどね。


いやぁ長くなった。
端折った事柄もたくさんあるんですけど、全部書いたら年代記とか一大叙事詩になってしまうので、この辺で終了。


お付き合いありがとうございました。