州間移動規制の解除

今朝04:00に州間移動規制が解除されました。
4月のシンハラ正月以降、断続的に実施されていた移動制限が解除されるのは、市民生活に於いては大きな意味がある。


依然として行動規範はある。
マスクの着用義務、ワクチンカードの携帯、人数規制や不要不急の移動制限。


それでも必要があればどこにでも行くことができるというのは大きな進歩。


とは言え、昨日は大雨でそこらじゅうの道路が冠水。
我々夫婦も家に帰る途中で冠水した道路に遭遇。
バスだったので進むことできるのに、冠水地帯の手前にスリーウィールや乗用車がすし詰めになっていて行く手を阻まれる。
冠水地帯の手前で乗用車が止まる。
これは仕方ない。
その後ろに渋滞が出来る。
これも仕方ない。
渋滞の後方で状況が分からない人が対向車線でゴボウ抜きして行く。
これも、スリランカでは仕方ない。
「何か理由があって渋滞になってるんだな」とは考えないので。
で、渋滞の先頭に到達し事態を飲み込むが、後ろには下がれない。
何故なら、自分の後ろには追随してきた別の車が居るから。
こうしてにっちもさっちも行かない状況の完成。
あれだけの雨ならば冠水してる事は予想できそうなもの。
何故なら、しょっちゅう冠水してるから。


これ、普通の渋滞でも生じる現象。
それで救急車とか進めない事が普通に起きる。
自分の身勝手な行動で、急患で運ばれている人が死ぬかもしれないと想像できない人が、あまりにも多い。


スリランカでは日常的に見られる行為ですが、行動の軽さと結果の重さにおいて最も深刻な物の一つだと思います。
もちろん道路の少なさ、車線の不足、警察の取締り怠慢、店舗設計時の駐車場設置ルールの不備など、政府の責任も大きいのは当然のことですが。


とにかく、民間バスや汽車なども稼働するので、移動手段は増える。
渋滞の緩和は良いことです。
まぁ州間移動制限があったのに、そこらじゅうで渋滞していることが異常事態ではある気がしますけどね。