酒税のとりっぱぐれ

ウェサックが近くなると、酒飲みが気にするのは禁酒日がいつなのかってこと。

 

酒屋が閉まる前の買いだめしないとならんのでね。

 

今年は例年は二日間のところ三日間の禁酒日。

これに関して物品税局は3億3700万ルピーの税収減になると発表した。

 

一年の酒税からの税収が1170億ルピー。

一年のうち毎月のポヤと、新年やウェサック、クリスマスなどの追加の禁酒日を足して18日が年間の禁酒日。

1170÷(365-18)=3.370って計算のようですが、これには作為があるね。

一日禁酒日が増えたところで、前日に買いだめするだけですから売上としてはあまり変わらない。

レストランなどでの飲酒が多少減るぐらいで飲みたい人は家で飲むのよ。

 

こんな、簡単すぎる計算で出した予想を物品税局があえて発表したのには理由があるのではと勘ぐる人が多い。

つまり、税収が減ったときの言い訳を用意しているんでしょ?ってこと。

本当に税収が減ったなら良いけれど、酒店に脱税指南をして、減った納税額をバックマージンで受け取るのではと想像してしまうぐらいには、スリランカの税金には信用がないのです。

 

まずは、禁酒日を馬鹿の一つ覚えで増やす政府も大概だしね。

 

妻が言ってました。

IMFからお金を受け取ったら、それを返済しなければならないってことはすぐに忘れて、宝石を掘り当てたかのように自分の手柄にするのが、いまの政治家だ」って。

そのとおりだと思います。