スリランカの家。
お世話になっている地元のお寺さんの菩提樹が弱ってしまい、新たに植え替えするとか。
これに対して檀家から一律でなにがしかのお金を集めることになったよう。
この経済危機に何を言っているのか。
不釣り合いに大きな宿坊も建てているし、不信感が募りまくり。
お寺さんの広大な所有地をほぼ無料で貸し出して住民を住まわせたりビジネスをさせたりしているのだから、そこから幾許かの賃料を徴収すれば良いのではと、皆が口を揃えて言う。
皆がお世話になっているのですから、ある程度の負担は理解できるけれど、受益者負担を完全に無視して一律というのは理解に苦しむ。
スリランカではストゥーパ、仏像、菩提樹の三点が揃っていなければお寺と認定されない。
ですが、生活のきびしい現在、大きなお金を掛けてまですることなのかという見極めは大切。
こんなだから、「今なりたい職業」にお坊さんが選ばれるという皮肉な話になる。