親戚の苦悩

スリランカの話。

コロナ前に遡る話なので、結構前のことですね。

妻の母方の親戚。

妻の母親は後妻なので妻とも血は繋がっていない。

その母親の妹1(叔母1)。

実家ぐらしで無職。

結婚はしておらず、弟(我々から見ると義理の叔父)と暮らす。

 

妹2(叔母2)。

結婚して近所に住む。

軽食を作って市場で売って生計を立てている。

 

姪1。

叔母2の長女。

結婚して遠くに暮らす。

 

姪2。

叔母2の次女。

医療系の仕事。

 

この四人にお金を用立てた話を覚えて居ますでしょうか。

なんだかんだ時間は掛かったし、人間関係もぐしゃぐしゃになったけれど、姪1以外は元本の回収は出来た。

結果として関係を断つことになったのですが、その決定的な要因というのが、義母が殴られた事件。

 

叔母1と叔父が暮らす実家に転がり込んだ別の親戚。

叔母1が借金を返済すると転がり込んだ彼らの待遇も悪くなると思ったからなのか、借金問題に首を突っ込んできて、色々あって義母を殴った。

警察沙汰になったが、現場に居合わせた親戚は証言を拒否し、実家に住む叔父が有りもしない虚偽を申し立てたりした結果、警察も全く取り合ってくれず、借金は元本の返済のみ、傷害事件は身内の喧嘩として処理された。

 

銀行に預けていれば受け取れたであろう金利分を考えれば、我々は損をしている。

が、この不誠実な親戚たちとの関係を終わらせる事が可能になると考えれば、まるっきりの損とも言えない。

 

コロナ禍で定年を迎えた叔父は、年金も無く蓄えもない。

嘘まで付いて守った(義母を殴った)親戚は家を出て行ってしまい、期待していた資金援助は無い。

金の切れ目が縁の切れ目を地で行く人たち。

一緒に暮らす叔母1とも険悪になり、近所の八百屋に住み込みで働きに出たらしい。

給料は無いけれど、寝るとこと食事は提供される。

しかし最近になってデング熱に罹患し、その八百屋さんは誰も面倒を見てくれなかったようで、実家に戻る。

またも叔母1との同居。

二人共に収入無し、蓄え無しという、その日暮らし。

 

最近になって近所の知り合いが妻に電話をしてきた。

例の叔父と会ったと。

叔父曰く、色んな親戚に振り回されて姉(我々の義母のこと)との縁が切れた。

今では誰も自分を助けてくれない。

 

自業自得とはこの事。

 

定年後の生活が破綻する事は前々から解りきっていたこと。

それを見越して、見返りを期待して助けたのなら、契約書をつくるなり担保を要求するなりしておくべきだった。

この叔父の蓄えがゼロなのも、叔母1が借金したのも、そもそもは姪2の留学費用の捻出が原因。

姪2は援助を受け取るだけ受け取って、知らんぷり。

助ける相手を間違えたね。

今ではドバイかどっかに出稼ぎ中で連絡も取れないとか。

家に転がり込んで来て義母を殴った親戚も、海外に出稼ぎ中。

こちらにも連絡はつかない。

 

勝手に見返りを期待しただけなのか、それとも口車に乗せられたのかは知りません。

住み込みしてた八百屋さんも、デングに罹患した彼の面倒を見なかった。

まぁ、そうゆうことです。

どこに行っても自分勝手で独りよがりな性格が災いし、人間関係が築けない。

ここまで行くと憐れ。

 

この叔父が仮に我々の実家を訪れて義母(彼からしたら姉)に助けを求めてきても、申し訳ないが拒絶してくれと義母には言い含めてある。

義母からすれば、この弟は自分を殴った人間を庇った訳だし、今更助ける相手ではない。

もしも助けるなら、義母への仕送りは止める。

それでもと言うなら、実家の土地を担保にするなり、相手も身を切る覚悟は見せて欲しいというのが本音。

 

長くなりましたが、実はもう一個別の親戚エピソードを耳にした。

これは明日にしよう。