チリコンカン

チリコンカン。

メキシコ生まれテキサス育ちといった具合でしょうか。

 

なのでベースはメキシコの料理。

chili con carneですね。

carne は肉、con はwithとかandと用法が似てるかな。

チリと肉。

その名前から想像されるイメージとは合わないよね。

豆と挽き肉のトマトソース煮スパイス仕立て。

 

名は体を表さず。

 

大豆の水煮缶があったので、これを使ってしまいたかった。

フェイジョアーダ用に買った黒インゲンもあるし。

お昼にレトルトのミートソースのパスタを食べたのですが、ソースが多くて少し残ったので、これも使う。

ニンニク、人参、玉ねぎをみじん切り。

油で炒めて、冷凍庫に眠っていたイタリアンソーセージもスライスして入れる。

食べ残したミートソースだけでは肉要素が足りないので。

ここで、そのミートソース追加。

カットトマト缶と水、塩コショウ、3時間ほど水に浸しておいた黒インゲン。

これで10分煮る。

火を止めて放置。

黒インゲンは柔らかく煮るには時間がかかるので、温めては放置、再度温めては放置と何度か繰り返す。

長時間煮るなりしても良いんですけど、ガス代が勿体ないので。

あとは圧力鍋とか、炊飯器で炊いて保温するのも手。

柔らかくなったら水煮の大豆、スパイス、チリフレーク、塩で調味。

スパイスは面倒なのでスリランカカレーに使うものを流用。

このスパイスも、ホールのスパイスを数種類ブレンドして調合した自家製です。

 

黒インゲンのせいで、色味は黒っぽくてチリコンカンという感じはしない。

実際、母親は豆のカレーだという認識でした。

チリコンカンというモノを知らないでしょうし、これは仕方ない。

 

パンやトルティーヤで食べるのが本来の姿な気はしますが、ご飯でも美味しく食べられます。

 

あと、本場では赤いインゲンを使う。

黒インゲンでは汁が黒くなってしまうので、一度茹でこぼすと綺麗に作る事が可能だと思う。

 

あと、やったことは無いけど、缶詰のベイクドビーンズをベースにしてひき肉や玉ねぎ、スパイスを足せばチリコンカンになる気がしている。

似て非なるものかも知れませんが。