研修最終日

※注意 無事に帰ってきてます。現在3月9日。


今日でネパールでの広域研修も終了。
この研修で得た事をもとに、各国ごとに今後の活動計画をたてて発表。


良い意味でも悪い意味でも素直なスリランカ人。
今回学んだファシリテーター講習そのままで、村民を対象にして講座を開きたい!!と言い出した。
本人は県庁に所属するエリート。フィールドに行く仕事でも無いし、村民を対象にしてファシリテーター講習しても仕方ない。
自分の仕事や役職の範囲内で今回の技術を活かして行く、という方向に理解を進めるのに骨が折れた。彼女の立場なら、実際にフィールドへ赴くオフィサーに対して講習するというのが妥当なところだろう。
先生は100%正しくて絶対的な存在、というランカ式教育システム。その悪いところがモロに出た場面。
新しく得た知識や技術を咀嚼して、今の自分達の状況にあわせて臨機応変に利用することが苦手なのだ。
今回の先生は素晴らしい。そして内容も素晴らしい。教わったことを、そっくりそのまま、全て教えたい。だって、良いものは良いんだから・・・。
気持ちは分かるけど、村の住人に今回の事を教えたところで意味ないでしょ。
この技術を活かして、住人のニーズを掘り起こしたり問題解決を進めるのがファシリテーターであって、村の人達をファシリテーターに育てたい訳じゃないんだから。


帰国後のミーティングが楽しみやら恐ろしいやら・・・。


研修終了後、おみやげを買いに出かけた。ランカから来るとネパールは買い物天国。購買意欲をそそる物がワンサカ。
送別会の開始時間も完全に過ぎ去り、停電で真っ暗な夜道を急ぐ。
会はもちろん始まっており、陽気なネパール人がダンスや歌を披露。
男性ランカ人も、上司のことを完全に忘れているらしく、ビールを手にしてご機嫌な様子。

お開きの後、例によって飲み足りないメンバーでカラオケに行くことに。
一軒目は時間の関係か閉店。
二軒目はオーナーが機材を家に持ち帰ったらしく空振り。
三軒目は、二軒目の店で聞いた情報だったが、結果ガセネタでカラオケなし。
さすがに次を探す気力は無くなり、微妙な日本食をつまみにして飲む。
一番美味しかったのは酢の物。
ネパール隊員が、店の厨房で作ってきたやつだけどね。
ネパール、自由だな。