朝まで我慢

水が無い。


我が家は水道が来ていない。
スリランカの田舎はどこもそうだろう。
井戸の水を、屋根の上のタンクにポンプで送る形式だ。
あとは自然落下に任せて蛇口から。


そのタンクの水が底をついた。


普段は本宅の大家に電話してポンプを作動させてもらって、全ては解決。
しかし、現在23時過ぎ。
スリランカ人にしてみれば真夜中の時間帯。


喉が乾いた。




こんな状況がほぼ一日置きに発生する。




我が家の庭、というか家の前の野っ原には蛇口が一つ設置されている。
その蛇口も屋根の上のタンクに連結されているのだけれど、
その蛇口から近隣住民が水を持っていくのだ。


そう、我が家の近所には自前で井戸やポンプを持っていない人たちが居るのだ。
彼らはご近所さんに水を分けてもらって生活をしている。
もしくは200mほど山道を下って、川から運ぶ。


最近の流行スポットは俺の家。






まぁ、水を持っていくのは良いんだよ。
子供やお婆ちゃんが川まで水を汲みに行くのは可哀想だし、ランカ人の家に行くより、普段誰もいない俺の家の方が気楽だろうし。
でも、汲んでる途中で水が無くなったら教えてくれないかな?
夕方だったら大家に電話できるから。
あと、途中で無くなったら蛇口を閉めてくれ。
せっかくポンプで送っても、蛇口ひらきっぱなしじゃ意味ないよ。
今じゃ、毎回確認しなきゃならない。


解決策は、毎朝とか毎夕にポンプをまわしてもらう事。
無くなったら回すっていう方式から変更する事だね。
簡単なことだ。