庭にランペが育っている。
存在をワタシは忘れていたのですが、庭木(と言っても20mぐらいある)を切って貰った時に下敷きになり、折れた部分を収穫して思い出す。
タイに行った時にフットマッサージの終わりに出てきたお茶がそれで、その時が初めての出会い。
あまりに美味しくて、店員さんに聞いた。
すると「バイトゥーイ」だと教えてくれた。
英語でなんと言うのか調べてスーパーに買いに走る。
パンダンリーフのお茶。
探し回ったけれどなかなか見つからず、インスタントの粉茶しかなかった。
まぁ結果としてそれを購入したのですが、味はともかく、人工的な見た目が気になって愛飲とまでは行かなかった。
スリランカでなんとか作れないものかと調べてみたら、シンハラ語では「ランペ」だと判った。
しかし、ワタシの知っている「ランペ」とは匂いが違う気がしたので、種類が違うのだろうと思ってそのまま忘れていた。
で、妻が収穫したランペで籠を作っていたのですが、若干乾燥した籠が放つ香りは、タイで嗅いだあの匂いそのまま。
そこで葉っぱを煮出してみた。
生葉では、ほとんど匂いもしなかったのに熱を加えた途端、甘い香りが。
家中がパンダンリーフの匂いに包まれる。
この匂いは、ゴキさんの嫌う匂いだと言うことで、一石二鳥。
煮出して砂糖をほんの少し。
タイで飲んだあの味。
せっかくなので鶏肉のパンダンリーフ包みも作る。
最高です。
スリランカにもタイにも同じものがあるのに、使い方はまるで違う。
コチラではお茶にしたり鶏肉を包んだりといった使い方はしない。
ご飯を炊くとき、鶏肉や魚、ジャックフルーツを煮込むときに香り付けにするぐらい。
実に面白い。
山ほどあるので、バラを作ってみました。
これを乾かしておけば、色々と使えそう。