掘り出し物

コロンボの一等地が売りに出てます。
99年のリースなので正確には売り物では無いですが。

https://www.newswire.lk/2021/09/20/three-more-lands-in-colombo-to-be-leased-for-99-years/


物件としてはエキシビションセンター、ピープルズバンクのクイーンズ支店そしてサトサの倉庫。
3つともバリーズカジノの並びで、ベイラ湖に面し、コロンボ・フォート駅の裏手。
それぞれ37億ルピー、13億ルピー、16億ルピー。
以前にもヒルトンホテル、グランドオリエンタルホテル、外務省ビルなども同様のスキームで入札の対象になったと聞いた。


ヒルトンホテルは元々が99年の契約でリースになっており、その内容で契約したホテル運営会社がヒルトンとライセンス契約をして、土地の賃料をスリランカ政府に支払いつつ運営していた。
しかし、支払いが滞った事で持ち株の多くを政府に譲渡したので、今では政府の持ち物と言って良い。
グランドオリエンタルホテルの状況は知りませんが、同じような事でしょうか?
外務省ビルは、まぁ政府の資産ですし、サトサもピープルズバンクも政府の組織。
まぁ法的には良いんでしょうけど、端的に言えば「領土の切り売り」というか租借地


お金、無いんですね。


別のニュースで、ウェリカダ刑務所の死刑囚が屋根に登って減刑を訴える講義活動をしているとか。
これは先ごろ起きた大臣の刑務所への侵入とは恐らく関係ない。
今の大統領が就任した際に大統領特別恩赦で死刑囚を含めた多くの囚人を自由にしたのだ。
多くは大統領支持者、内戦時に軍人だった人間など。
明らかに権力の濫用。
最たるものは国会議員でありながら別の国会議員を殺害した罪で死刑判決のでた議員仲間を開放したこと。
大統領からすれば、敵を消してくれた恩人だとも言える。
日本では天皇陛下が御即位されるときに大赦が出ますが、基本的には人的被害の無い犯罪に対して。
道路交通法違反とか窃盗とか。
重罪者においても、体調不良などで実質的に刑執行が滞っている受刑者が対象になることも。
でも、死刑囚が釈放される事は少なくても起こり得ない。
すごい国です、スリランカ


あと、砂糖、米、ミルクパウダー、調理用ガスなどが値段改定されるかもというニュースも。
在庫の問題ではなくて、ルピー安だとの事ですが、それだと米は関係ない気がしますけど?
発言に一貫性が無い。
輸入物品は値上げするけど米は値下げするって話なら理解できるけどね。


やる事無いのでニュースからの話題に成りがちです。
自由に動けるのが待ち遠しいです。