ピンチ

晩御飯を食べに外に出た。
狭い店で大声を出す家族連れに辟易としつつ食事終了。


5000ルピー札で払うと、お釣りが無くて長く待たされる。
更には金額も間違ってるし。


歩いて帰る途中で警察に止められパスポートの提示を求められる。
あいにくと家に置いて来てしまい、他の身分証もない。
チャンスだと思ったのでしょう。
逮捕すると言う警察。
そして本当はそんな気も無くて小遣い稼ぎがしたいというのは丸わかり。
携帯の中にパスポートの写真があったので、それを見せてなんとかしようと試みる。
それでも
「逮捕しても良いんだぞ、どうするんだ」
というので、
「これが逮捕するほどの罪なら逮捕して下さい。ここで金を払って解決する方法は選択しない」
と言った。


その後はお互いに着地点を探す作業。
結果は
スリランカ人と結婚してるみたいだから見逃してやる」
という事に落ち着いた。


いやぁピンチでしたね。


しかし本当のピンチは、このあと。


トイレを我慢してたのです。
大のほう。
しかも連日の深酒で緩い感じ。
急ぎ足で戻る。
住居は狭い路地の中。
家のゲート前で自転車を出そうと右往左往している隣人に行く手を阻まれた時には、半分諦めたね。
そして鍵穴が見えずドアが開けられなかった時には1ミリぐらい出た。


結果、パンツを汚しては無かったので45歳大人の尊厳を守ることは出来ましたが、あと少しで大切な何かを失うところでした。