パン食一家の生活コスト

スリランカでは物価の上昇が凄まじい勢い。
インフレ局面では物を買うことを躊躇してはいけないと感じる。


最近も小麦粉の値段が上げられて、もちろんパンの値段も引き上げられた。
一応は価格統制されている商品なのですが、ベーカリーオーナー組合の発表する値段では生活ができないのか、店によって価格に幅が出て来ていた。
そうなると、少しでも安い店に人が集まる。
そんななかで前述のオーナー組合は「価格統制は制御不能」として、自由裁量を許可した。
安いところで一斤(450グラム)80ルピーとか?
でも、もうそんな店は無いでしょうね。
昨日、妻が買ったときには150ルピーだったらしいです。
日本の一斤よりは少し重いかな?
見た目は少しだけ小さく感じるのですが、密度の問題でしょうか?


これを一人で半分ぐらいは食べる。


極端な例を出しますが、例えばパンしか食べない家があったと仮定して、そこでの生活コストを計算してみる。
四人家族で一人一食当たりパンを半斤食べるとする。
食事スタイルは一番シンプルなポルサンボール。

こうゆう感じ。
日本で言うと白飯にふりかけって感じでしょうか。
一斤が150ルピー。
家族四人だとニ斤なので300ルピー。
ポルサンボールとして、ココナッツ、玉ねぎ、チリ、ライムで130ルピーぐらい。
三食ともにこれだとして、一日で430×3=1290。
一ヶ月31日として1290×31=39990。
ちなみに大卒公務員の初任給44000ルピーです。


家族四人がふりかけご飯のみ(最低限の食事)を食べただけで、収入の91%が消える。
ここには電気水道ガス、交通費、通信費とかは一つも含まれていない。
単純な食材費のみ。


如何でしょう?
スリランカのやばさ、伝わりますかね?