ついに大統領が辞任を表明した。
事前のアナウンスによってコロンボの大統領官邸や旧国会議事堂周りには20万人を超える民衆が集まったとか?
ガソリンもないのによく集まれたなっていう俗な感想は置いといて、頭に血が昇った民衆は官邸内にも侵入し、プールで泳いだりシャワー浴びたり台所で料理を作ったりとやりたい放題。
それでも略奪や放火が無かっただけまだ良かった。
しかし、ウィクラマシンハ首相の私邸は放火された。
彼ら夫婦には子がおらず、ウィクラマシンハの死後にはロイヤルカレッジに寄贈されることになっていた。
膨大な図書と一緒に。
政府による焚書は当然批判されるべきもの。
では民衆による図書の消失は?
愚かな行為であることは間違いない。
「我々には教育(もしくは教養)は必要ない」と言っているのと同義。
首相はいち早く退任を表明。
大統領も来週の水曜日7・13に退陣すると言ったと伝えられている。
辞めたところで失われた国家予算は取り戻さなければならない。
これからは司法の戦い。
一番期待できない戦い。