挨拶にスランプなし(松村邦洋)

今のホテルでシーツ交換の頻度が話題になった。

ワタシは毎日交換することに関して「必要ない」派閥。

でも、一緒に来たメンバーの殆どは「必要」な人。

 

基本的には今のホテルでも毎日交換してると思うのですが、本当に必要?

自分の家で毎日交換してる人がいるのなら、それは要求するのも納得。

そうでない人が、ホテルでは毎日交換してほしいって言うのは、恐らく「無料で受けられるサービスは全部やってほしい」という貧乏臭い考えから来てると思う。

「ホテルで毎日シーツを交換するのは当たり前」って言いつつ、朝食ビュッフェを持ち帰って昼御飯に回したりしてて、それは「当たり前」から外れてる気がする。

日本人の金持ちがなんかリッチに見えない理由の一つかも知れませんね。

 

と言いつつワタシも持ち帰ってます。

従業員に美味しいから昼も食べたいって言ったらアルミの持ち帰り用の器までくれました。

 

で、最初の話に戻ると、昨日の夜ワインを1滴シーツに飛ばしてしまった。

今日になるとシーツは染みひとつなく、キレイなものに換わっていた。

「やっぱり毎日交換してくれてるんだな」と思ったのですが、ふと隣のベッド(ツインルームです)を見ると紫色の染みが、、、。

荷物や着替えをのせているだけで使ってないんです。

そのベッドと交換してたみたいです。

 

うん、良いと思います。

それでどれだけの労力がカットできたのか疑問だし、コストや環境負荷が軽減できているとは思いませんが、客であるワタシとしては充分。

 

 

店員さんに横柄な態度をとる人がSNS話題になったりする。

いわゆる「老害」だったり「DQN」とか、そうゆう括り。

罵倒するとかいった解りやすいモノばかりではなく、ルールとして明文化されていない部分に自分の常識や過去の経験、たまたま受けた無料の厚待遇なんかを当てはめて店員さんに暗黙の要求をすることも同じカテゴリーだと思うのです。

 

店員や従業員も、当たり前ですが人間。

コミュニケーションもとらない人に優しくするのは限界があります。

「いつも出来の悪い従業員にあたる」と言う人が居る。

そうゆう人は、従業員には挨拶しないどころか挨拶されても応えない人だったり、無愛想で文句やクレームの多い人だったりすることが多い。

そんな愚痴を聞くたびに「そりゃそうだよ」と思いつつ、「運が悪かったですね」と答える。

自分は運がいいと思っている人は、自分でコントロールできないことや他者に自然と感謝できる。

でも実際には、常日頃の感謝が自分のところに戻ってくるので運がいいと感じるのだと思う。

 

 

感謝の気持ち、挨拶、忘れないようにしたいですね。