妻と相談して決めたこと

ワタシと妻が離れて生活しているときには、毎日連絡するのがいつの間にか当たり前になった我々。

スリランカ国内にいるときには電話、今はWhatsappかZoom。

Zoomのほうが安定しているのですが、呼び出しができないので(出来るのかな?)基本的にはWhatsappで「今からZoomつなげるよ」と連絡してから始めている。

 

その妻との会話で今後の話を決めた。

ワタシは今の仕事を辞めて日本に帰る。

その後で妻を呼び寄せて日本での生活を数年送る。

これが方針。

 

少し前にストレス過多で体調を崩したのですが、それとはあまり関係なくて、我々夫婦の問題が理由。

 

一つ大きな理由としてはワタシが赴任してから、妻を取り巻く状況が変わったこと。

スリランカ政府の農水省のようなところで働いている妻ですが、政府職員は5年間の無給休暇が取得できる。

これは以前からあった制度なのですが、ワタシの赴任後に条件が緩和され、事前の就職内定などが不要となった。

以前は、基本的には内定を取得した後に休職して赴任という流れ。

それが、休職してから海外に行って仕事を探すことが許されるようになった。

ただ、毎月200ドル相当の金額を、年金基金に外貨送金することを求められるように変わった。

 

ここまでなら別にワタシの今いる所に妻を呼び寄せて200ドルをワタシが肩代わりして送金することも可能だったのですが、ワタシが仕事をしている時間、ホテルやAirBnBで借りた部屋にずっと一人で居るのも無意味。

仕事をしたいと言う妻には、この国での就労許可は取得できない。

ビザの問題もあって、我々日本人は何か問題があった場合に一度海外に出てリセットすることも可能なのですが、パスポート世界最弱のスリランカはそれも出来ない。

大使館でビザを申請してからでしか、特定の数か国以外には脱出することは出来ない。

せっかくの無給休暇の機会が使えない状況。

それが日本なら問題ない。

ワタシが保証人になって長期滞在許可を受ければ、妻は仕事をすることが可能。

実家から通える場所で仕事を見つければ、生活費も抑えられるだろう。

今はホテル代も税金も会社が払ってくれるので、給与の額面が手取りになっている。

なので、給与水準を下げて、さらに税金や保険、年金を払うとなると私の手取りは半額ほどになるだろう。

それでも妻がいくばくかの収入を得られて、実家暮らしとなれば、今よりは少なくなる可能性もあるが、生活して貯金に回すぐらいの収入にはなる。

これも、急ぎでは無く、今の契約が切れてからでも良いとは思っていたのですが、IMFの問題がある。

スリランカIMFに支援を要請していて、これが実現すると無給休暇の制度自体が無くなるか大幅に改定される可能性が高い。

つまり、この制度を充分に活用するには今すぐに動くしかないのです。

例えば今すぐにワタシが帰国しても、妻の呼び寄せが可能になるのは数か月後。

ビザの審査に一か月から四か月という期間が必要なのです。

しかも、ワタシは帰国直後には無職なので、それだと印象が悪くて審査が通らない可能性もある。

それを回避するためには一度なんらかの職について安定収入があることを示さないとならない。

それを考えると半年とかの期間が必要。

IMFが来てしまう。

 

 

それともう一つ、不妊治療の問題。

妻は40歳を目前にしているのですが、日本は法律変わって不妊治療が保険適用になった。

しかし妻の年齢が43歳までに開始しなければ適用外になってしまう。

これも日本への帰国を急ぐ理由。

 

この他にもいくつか理由はあるのですが、それは割愛。

 

可能であれば年内の帰国を想定している。

今の職長には口頭で伝え、了承を頂いた。

今週中には採用の許認可権を持つ上司に連絡するつもり。

 

 

妻と日本で生活するのは、可能性としてはずっと考えていたのですが、実現性は低いと想定していた。

それがこの数か月で急に動きだして、上司に伝えたことで後のない状況になった。

 

スリランカでは私の保証人として妻が色々とサポートしてくれた。

結婚当初、ワタシは現地の言葉が話せる状態でしたし、すでに二年ほどスリランカで生活した経験があった。

それが、妻が日本に来るとなるとまったく逆。

妻はほとんど日本語が話せないし、日本はおろか海外で、自宅外で生活したことも無い。

そんな彼女をサポートしつつ日本で出稼ぎ生活をするのは、旅行に行くのとは違う苦労があることでしょう。

妻にしても相当な覚悟が必要だとは思うし、苦労やストレスも多い事だろう。

ですが、それも我々夫婦で話し合った結果ですので、温かい目で見守ってもらえれば幸いです。

 

なんかビジネスメールみたいな締めになってしまいましたが、そんな感じです。

上司への契約解除願いと、お世話になった会社の人へのメール文面を考えねば。