無性にコットゥが食べたくなった。
たまたま見たスリランカの映像に出てたのを目にした結果です。
このコットゥという食べ物は輸入されて改変されたものと言われている。
インドからって言ってた気がするけど真偽不明。
いずれにしりスリランカ人の認識ではそう。
イメージとしては中国から入ってきた牛肉麵が日式ラーメンになった感じ。
無発酵のクレープ生地のような、もっちり薄焼き生地。
この売れ残りを細く切ってチキンカレーや野菜と一緒に鉄板で刻みながら混ぜ炒めて再利用したのが、この料理の起源。
この時、リズミカルな音がコトゥコトゥコトゥっと夕方の町中に響く。
カレー味の焼きそばといえば当たらずとも遠からず。
軽い説明からも分かるとおり、薄焼き生地(ロティ)とカレー。
それぞれの売れ残りを掛け合わせたものですので、あえてコットゥを作ろうと思うと手間が掛かる。
ロティもカレーも作らないとならないので。
面倒ですね。
このブログを見返して見たら、2015年時でチキンコットゥ190ルピーということが記してあった。
我々のような少食夫婦であれば二人分以上はある。
今いくらか。
7月に食堂経営者らの作る組合で10%の売り値減額を実施したというニュースがネットにあがっていた。
そこに出されていた販売価格の例。
1000ルピーなら100ルピーの値下げ。
700ルピーなら70ルピーの値下げ。
1000ルピーですか。
日本円で460円ぐらいか。
昨日買った中華麺入りのお好み焼きが530円だったので同じような感じ。
一般的な公務員の月収が50000ルピーちょいぐらい。
2万ルピーほど増額要求がされてますので、それが通れば7万ルピーほど。
日本円で35000円。
日本の平均月収が37万円ほどなので未だ約十分の一という感覚は間違ってない。
そんな中での460円。
つまり可処分所得の比率から考えると4600円だと言える。
以前の190ルピーという値段も、通常のお手軽なランチの倍ほどの値段ですので、日本の金額から考えれば1500円とか。
売れ残りを再利用したメニュー起源(今はコットゥ用に作ってるんですけど)の食事に4600円って、払えますか?
売れ残りを再利用したことに文句は全く無いどころか、とても良いことに思えますが、庶民の感覚からはズレまくってますね。