ロケットストーブ

主婦の一日は家事に追われている。


講習会をやるたびに思うことがあった。
スリランカの主婦は自由な時間が少ない。


朝早くに起きだして、ご飯の用意。
まずは子供にご飯をたべさせてバス停まで送り出す。
続いて旦那にご飯。
自由になるのはここから。
数時間後には子供が学校を終えて帰ってくる。
洗濯、炊事、薪集め。


日本と大きく異なるのは子供の送り迎えと薪集め。


送り迎えは変えられない部分。
日本のように治安が良く、交通事情もある程度信頼できる国なら、
集団登下校も良いだろう。
でも、世界的に見てそんな国は少数なのでは?
誘拐を恐れて送り迎えをする国もあると聞く。
実際のところ、どうなんでしょう?
スリランカでは送り迎えが当たり前。
ついでに買い物をするから、まぁ仕方のない事だと諦めているのか?


そして薪集め。
ガスコンロの普及していない田舎では、これも大切な仕事。
薪での料理は、料理自体にも時間がかかる。
小さな子供が居れば、煙による気管支炎も気にかかる。






そこで思いついたと言うか、やってみたい事があった。
その名も、
「ロケットストーブ」
正式には「ロケットマスヒーター」という薪のストーブです。


今回は暖房用ではなく調理用なので「ロケットストーブ」で良いのかな?


詳しくはまた明日にでも説明するとして、
主な特徴を記すとしよう。
1 強力に煙を吸い上げる煙突。
2 長い薪が利用可能。
3 焚き口から煙が逆流しない。
4 煙突を横引きすることが可能。




ここまで書いて、ちょっと説明するのが面倒になってきた。


というのは、上の四個の特徴は本格的なロケットマスヒーターに言える特徴であって、
今回作成する小型の調理用ロケットストーブには当てはまらない部分があるのだ。
でも、この特徴を説明することで仕組みの理解が進む部分もあるし・・・。


ま、少しづつやってみますか。




今回狙っているのは、薪の使用量を減らすってこと。
とりあえず、ココの所を覚えておいてください。
それで、家事労働の時間短縮と支出削減、快適な生活環境
という三つの利点に繋げたいと考えている。






いやぁ、大きく出たな・・・。
大丈夫か?