パパダン

スリランカの食事には欠かせない、というか
有ったほうが嬉しいものの一つにパパダンがある。


「揚げせんべい」と云えば分かりやすいかな?
米粉や小麦粉、black gram(毛蔓小豆:ケツルアズキ 緑豆の共通祖先から分化)
などを主原料にしてつくったタコチップみたいな感じ。
ご飯に混ぜて食べたり、ビールのつまみにすると美味しく食べられんだけれど、
最近になって新しい発見があったので紹介。


というのもスーパーに行けば目移りするほどの種類が売られているわけなのだが、
ある日、奥さんの買ってきたパパダンが、とても美味しかったのだ。
普通のプレーンなパパダンにクミンシードが混ぜ込んであり、
スパイシーな香りが特徴的。
その名も「マサラ パパダン」。
ご飯に混ぜるとクミンが香り立ち、食欲が増す。


一口食べてお気に入り。


せっかくなのでスーパーに並んでいるマサラパパダンを幾つか購入して、
食べ比べしてみた。



真ん中のWIJI PAPADAMは会社名でブランド化しているみたいだけれど、
原材料を見るとマサラパパダンでした。
これは、正直塩辛くて美味しくない。


左のMASARA REMIX PAPADAMは適度なスパイシーさで良い感じ。
乾燥唐辛子も小袋に入れられて一緒にパッキングされているので、
日本へのお土産とか、ビールのつまみ用に最適。


そして値段と味で一番安定していたのはHARISCHANDRAのMASARA PAPADAM。
どこのスーパーにも置いてある、よく見るパッケージ。
安くて美味しい、庶民の味方です。


パリップ(レンズ豆)のカレーにはパパダンが無いと物足りない。
そんな事を言うスリランカ人の味の嗜好が、ちょっと分かりかけて来たかも。