19年前。
あの日、ワタシはグァテマラ共和国にいた。
田舎の農業学校の臨時教師として仕事をしていた。
あの事件が起きたのは九時前。
グァテマラ時間はアメリカ中部時間と同じ。
ニューヨークとは一時間の時差。
午前中の授業が終わったタイミングだったと思うが、曖昧な情報を耳にした。
「双子ビルが爆発した」
それがあんなにも大きな出来事だったとは翌日になるまで知らなかったし、実際に崩れるビルの映像を目にしたのは日本に帰国した3ヶ月後だった。
まだ後遺症に苦しむ人も多いでしょう。
同時に今日が幸せな記念日だという友人がワタシには居る。
悲しい出来事があると、翌年からその日のイメージは灰色にくすんでしまう。
一年365日。
毎日が誰かにとって悲しい日であり、嬉しい日でもある。
なので今日は敢えて悲しい言葉は心に留め、お祝いの言葉を記したい。
おめでとう。