詐欺被害という名の誹謗中傷

スリランカ関係の動画を見つけた。

日本人の旅行者がスリランカで詐欺に遭遇したと言うもの。

 

ゴール・フェイス・グリーンで早朝に散歩をしていると声を掛けられたと。

朝ご飯の食べられる店を探していたので案内してもらった。

声を掛けて来た人と一緒にスリーウィールに乗って食堂に。

食事をしたのは投稿者のみで、同じテーブルには声を掛けて来た人も着席。

その後は、定番のガンガラーマ寺院のアテンド。

ホテルまで送ってもらってウィール代20000ルピー。

アテンド代で20000ルピー。

全部で43000ルピーを支払ったと言っていたので、もしかしたら朝食代で3000ルピーとか払わされてるのかも。

パラータとパリップを食べてたので、せいぜい数百ルピーの朝ご飯。

 

さて、これは詐欺なのでしょうか?

 

 

何を幾らで販売するかは契約当事者の自由。

「案内するよ」という言葉に対して無償だと思う時点であり得ない。

幾ばくかの金銭を支払うつもりだったとして、その値段交渉をしなかったというのも甘え。

今回のケースはスリランカで最も有名なぼったくり被害事例。

未だに居るんですね、この被害に遭う人。

 

日本で、いわゆる「ぼったくりバー」の被害にあった場合で、支払い義務から逃れられるケースはある。

それは想定や常識から逸脱した料金の支払い。

飲み放題4000円なのに、席代で10万円の請求があったとか。

これはワンチャン、支払い義務から逃れられる。

あまりに想定外の値段だと主張出来るのです。

 

今回のケース。

朝食代で3000ルピー払っていたとしたら、どうでしょう。

それが妥当な料金と判断するのなら、案内料として20000ルピーも妥当な気がします。

 

 

事前に取り決めをしなかったミス。

さらに交渉して安く出来なかった能力不足。

それを詐欺と吹聴するのは、ちょっと恥ずかしい気がします。

 

 

かつて、バスターミナルから友人宅までの数キロに2万だかの金額を請求された人がいた。

その人は「8000ルピーに値切ってやりましたよ」と得意気に言ってましたが、当時はキロあたり50ルピーの世の中。

(値段はちょっと曖昧です)

 

相場を知らないとか、知ってても法外な値段を支払うとか、そうゆう人は後の被害を誘発する。

 

今回の43000ルピー払った人も、「詐欺被害」なんて言ってますが、支払ってしまった事が次の被害を産むことになる。

むしろ共犯。

なので詐欺とか言っていきり立つのは辞めた方が良い。

 

件の友人が自慢気に話していた「スリーウィール値切り事件」。

当時は大いに笑わせて貰ったし、今では良いネタ。

こういった活用方法を、この投稿者も目指して欲しい。