生産者への加工技術講習に行ってきました。
行き先は前回行ったソーシャルワーカー隊員の任地。
最初に彼女の配属先へご挨拶。
とても綺麗に片付いたオフィスで、我が任地とのあまりの格差に驚いた。、
仕事の提案もスムーズに進んで、来月に生産者を集めて講習会をすることに決まった。
素晴らしい。
とりあえず、話が決まったところで生産者のお宅訪問。
以前に一度訪れているので、挨拶もそこそこに講習スタート。
本日は、『米粉の蒸しパン』。
スリランカでは珍しく、明るい台所。
とても機能的で使いやすい。
大工をしている旦那さんが、奥さんの意見を聞いて作ったらしい。
心が温まります。
で、実際の講習だけれど・・・、結果、う〜〜ん。
彼らには味が薄すぎたみたい。
甘みも足りない。
自分の職場では、評価が良かっただけにショック。
でも考えて見れば我が職場で正直な意見を貰うのは既に難しくなってきているのかも知れない。
まず彼らは俺の発言を耳にしすぎている。
砂糖や油の体への影響なんかを耳にすれば、甘みが足りなくてもなかなか言えないのかも知れない。
それに、彼らと仲良くなりすぎているのも原因の一つかも。
こっちから、
「甘み足りないと思うけど、どう思う?」
と聞いて、初めて
「うん、そうかもね。でも美味しいよ」
と意見を言ってくれる。
これでは、本音は聞き出せない。
は〜、あんまり甘くしたくないんだけどな。
でも、彼ら自身が美味しいと思ってくれないと意味が無いしな。
難しい。