そりゃそうなんだけど

スリランカのエネルギー担当大臣は国営の石油関連企業の業務は、現状の4200人ではなく500人で回すことの出来る業務だと発言。


そうでしょうね。


多くの国営企業や役場は人員を抱えすぎ。
今も公務員への支払いを削減する為に5年の無休休暇の取得を許可している。
大統領は「試験を経ずに採用された公務員を解雇する」なんて言い出した。
試験をしないで採用すると決めたのは政府。
当初は大卒者が働ける民間企業が多くなく、無償教育で大学を卒業した多くの求職者が海外に流出している状況にあった。
それを食い止めるべく、大卒者は無条件で公務員になれる制度を構築し、頭脳流出に歯止めを掛けた。


しかし、希望の職につけるかどうかは別の話だったので、ミスマッチも多く見られ、職場でYoutubeを見たりする職員も多くいた。
大卒者が対象だったものが、選挙対策なのか高卒や専門学校卒にも適応され、試験がないことからコネの有無が重要になり、ワイロが横行。
公務員採用に試験を導入するのは賄賂社会に歯止めをかける第一歩です。


実際のとこ、マンパワーの必要な分野でも半分には出来るし、管理部門なら10分の一にすることも可能でしょう。


しかし、それで良いのか?


採用したのは政府でしょ?
それを今更無しにするのは人権的にどうなのか?
それと、コロナワクチンの時なんかは医療系従事者が足らず、公務員を掻き集めて対応した。
安定収入があるからこそローンを組んだり一定の支出が生まれたりする訳で、その人口が大幅に減ると経済が死ぬ。
そして以前にも増して頭脳と労働力が流出する。


もちろん財源が有ってこその話ではあるけれど、公務員はある程度のバッファを備えた人員体制で構築するべき。
効率化も大事だけれど、効率化して減らした人員は解雇ではなく他の部門に回すのが当然。


あと、案の定、議員も効率化して減らせって言われてますけどね。