竹あるんです

スリランカと竹とは、あまりイメージの親和性が無いけれど、
スリランカにも竹はえてます。


実際うちの近所にも生えてるのだが、
その昔、お偉い坊さんが植えた竹だとかで、
「ちょっと、拝借」って感じで使いにくいので、
叔父の家に貰いに行った。
樋の代わりに使うためだ。


それはそうと、竹の英語がバンブーだと思っている人が多いようですが、
実際にはちょっと違うのです。
分類学上、地下茎で増えるのが竹。
分げつで増えていくのがバンブー。
スリランカに生えているのはバンブー。
分げつして増えるので根本が密集しやすい。
日本のような竹林は形成されないのです。


でも竹の存在しない欧米諸国では全部一緒。
バンブー。
お米もそうだ。
全部ライス。
状態や形態による固有名称が存在しない。
米、御飯、お粥、せんべい、もち。
rice、cooked rice、rice porridge、rice cracker、rice cake。
結局、〇〇した米という表現ばかり。
日本と米というのはそれだけ関係性が深いのです。
そして逆もしかり。
アラスカの先住民の言葉では、
氷、薄氷、割れる寸前の氷、切り出した氷などなどに、
すべて固有の名称をあてがっていると聞いたことがある。


ホントかどうか知らないけど。


そして、「日本にバンブーはあるのか」という
毎度おなじみの質問を軽くいなして、持ち帰りました。