アンチョビとツミレとパクチー

久しぶりの出勤。


まったく気分が乗らないです。
アホみたいなことに時間を奪われるのは、人生の損失でしか有りません。
色々と問題が発生したんです、察して下さい。


仕事の事を書くと、99%文句と愚痴になってしまう今の状況。
なので書くのは控えます。


と言うことで、今日の料理について。
冷蔵庫を綺麗に片付けて帰省したので、買い物に出なくてはならない。
仕事終わりでネゴンボの街に出る。


フィッシュマーケットで魚を買いたいところですが、時間的には遅すぎる。
誰も居ないだろうし、居ても鮮度の落ちたものしか置いていないでしょう。
それなら普通にスーパーで買ったほうが、鮮度も維持されているというもの。


先週も買ったのですがイワシを購入。
1キロ。
前の購入ぶんはキャンディに持って行ってしまったので、手元に無いのです。


1キロのイワシは鮮度の良いものと劣っているものが混じっていた。
なので、良い物は頭を落として手開きに。
中骨を除いたあと、塩を振ってタッパーに詰め込んでいく。
そう、アンチョビでも作ろうと思ったのです。
買うと高いからね。
手頃なビンが無かったのでタッパーで作る。
この辺り、思いつきで始めた感が否定出来ない。
一ヶ月後に取り出してオリーブオイルに漬け直す。
そして更に一ヶ月も待てば完成。
時間も手間も掛かるけれど、簡単といえば簡単。


塩で漬け込んだ時に出た汁は、綺麗に濾して再度熟成させればナンプラーになります。
まぁ、ナンプラーはそれほど高価では無いので買えば良いのですが、捨てるのは勿体無いのでね。




パクチーを大量に買ってきたので、これでパクチーペーストを作ります。
パクチーとにんにくと塩コショウ。
ペースト状になったらオリーブオイル投入。
ビンに入れ替えて終了。
パクチーの芳香が素晴らしい、別名『パクチーゼ』と呼ばれるソースだ。
ジェノベーゼからのパクリですね。


あと、鮮度の落ちていたイワシはツミレにしてスープに。
パクチーゼで使ったすり鉢に、そのままぶつ切りにしたイワシを投入。
ショウガで臭み消しをするのが通常の手段ですが、その役割りをパクチーに担ってもらったわけです。
すり鉢に残ったパクチーゼも、捨てるの勿体無いですからね。


こんな事をやっていたら、いつもより食事の時間が遅くなってしまって、食べ始めたのは19時。
二時間半も料理してたら、そりゃお腹すくわね。


ツミレ、ホッとします。
コレは大量に作って冷凍しておくのも有りかもしれないな。
鍋にも使えるし。