この前買ってきたバスマティライスでチキンブリヤーニを作った。
二日前ぐらいの話です。
妻の家に伝わるというか、妻の手法で作るブリヤーニは、ワタシには合わない。
味が濃すぎるのです。
自分で作ってみて理由がわかった。
四人分のチキンブリヤーニ。
鶏もも一枚、玉ねぎスライス一個分、トマトソース少量、スパイス各種、ショウガ、ニンニク、パクチー、コメがカップ二杯。
妻の手法でも今回の作り方でも、これは殆ど変わらない。
妻は上記の材料でチキンカレーを作る。
そのチキンカレーの汁でコメを炊く。
なので結構な量のチキンカレーが必要。
普通にチキンカレーとしてコメと一緒に食べるとしたら、まったく不釣り合いな量のカレーです。
多少は薄味で作ってるのでしょうが、薄い味って味見をしても判らないので狙った味に定め難いと思います。
翻ってインドやパキスタンは、コメは別で炊く。
チキンカレーのようなものは作るのですが、それでも汁は少量。
気持ち硬めに炊いたコメをチキンカレーの鍋に覆いかぶせるように投入し、蓋をして強火で2分、極弱火で15分。
これで完成。
蓋を開けても、見た目は白いご飯のみ。
均等に混ざらないように注意して、軽く混ぜると、あの白いとこもあればカレー色に染まったところもある不均一なブリヤーニとなる。
ブリヤーニは炊き込みご飯だと言われる事もあるけれど、やっぱり違う。
炊き込みご飯って、ムラになってないよね。
ご飯も別で炊く事は無いよね。
ブリヤーニはソースとご飯は別で用意して、最後に合わせて炊くことで完成する。
カレーソースに直接触れているコメは充分にソースを吸い込むし、触れていない部分は香りを纏うのみ。
その香りのスチームで蒸されて完成なので、炊く段階では気持ち硬めにしておく。
今回の場合は2カップのバスマティライスを30分浸水。
大量のお湯で6分茹でて、お湯を切って、温かいカレーソースに被せる。
強火で2分。
極弱火で15分。
完璧な仕上がり。
プレーンタイプのヨーグルトにきゅうりを角切りにしたもの、塩、牛乳を混ぜて、最後に彩りでカレーパウダーを振りかければライタと呼ばれるヨーグルトソースになる。
カレーソースを作る時にパクチーも一緒に煮込まれてますが、食べる時にはトッピングで別に用意しておくのも忘れずに。
妻いわく、
「お店で食べたのはマトンブリヤーニだったから味を単純に比較できないけれど、このチキンブリヤーニは今まで食べた中で一番美味しい」とのこと。
スパイスの量とか適当です。
というかスパイスカレーを作る時に、スパイス量とか計ったこと無いです。
なのに、この出来栄えですからね。
自分の才能が怖いよね。
ということで、2023年もこれで終了。
数少ない読者の皆様、来年もよろしくお願いいたします。